ボーリング工法は、ボーリングマシンを用いて様々な用途の井戸を掘削する一般的な工法です。
地下にある地下水を利用するためには、井戸を掘削することが必要です。
近年の地下水源開発はボーリングによる掘削がほとんどで、その工法は・ロータリーボーリング工法、・エアーハンマー工法、・アロードリルパーカッション工法に分かれます。
井戸の径はφ100mm~150mmまでが一般的なサイズですが、φ500mmの大口径井戸を設置する場合もあります。
ボーリング工法の主な流れは、ボーリングマシンを用いて地中に穴をあけ、その後ケーシング(井戸パイプ)を挿入し、その周囲に均一な洗浄砂利を充填します。
地層の影響を受けにくいので、より精度の高い井戸が仕上がります。
またこの他にも様々な施設を建設する際などに、土質や地盤を調査するボーリング土質調査も行っております。
■ボーリング工の施工例
1.■ロータリーボーリング工法とは。
①ビットと呼ばれる刃先を回転させて掘っていきます。
②目的の深度 まで掘り終わると、掘った孔に鋼管(ケーシング管)を入れます。孔が崩れて埋まってしまうのを防ぐためです。
③鉄管は一本が 5.5m程度のものを使い、一本づつ溶接してつなぎながら垂直に入れていきます。
2.■エアーハンマー工法とは
近年普及してきた工法です。コンプレッサーによるエアーの力でビット(刃先)を打撃します。
特徴としては堀進中に水脈に当たった時に水が吹き上げます。
弊社ではその状況から水量水質共に確認できます。
振るい砂利を充填する事により、井戸の崩落が無くなり井水に砂が混入しにくくなります。
3.■アロードリルパーカッション工法とは
■アロードリルパーカッション工法とは
ビット(刃先)の打撃により地盤を突き崩しながら掘り進みます。
わずかですが時間の短縮の効果もあります。
4.ボーリング土質調査とは
ボーリングによる土質調査は、施設建設前などにその土地の土質や地盤を調査することで、建設に耐えうる土質であるかどうかを調査するための施工です。
ボーリングマシンによって必要な深さを掘り進む際、パイプシャフトの中央にコアと呼ばれる土を取り込んでいきます。このコアを後に取り出し、専門機関で様々な試験を行うことによってその土壌の質や種類などを調査します。